人々はこの日のために、毎年多大な労力を費やす。
草を刈り、掃除をし、集まってくる子供たちのために布団を干し、
手作りの母の料理を食べさせるために、何日も前から準備をする。
そして13日、それぞれのお寺に上がる。
いつもはジジとババだけの家族も関東から関西から東北から孫を連れて帰ってきて突然の大家族となる。
子供たちもみな手を合わせ、ご先祖様に近況を報告し家族の幸せを祈る。
木魚なんか置いてあったりして、子供たちは「これ、なあに?」
こんなときでないと、滅多に住職に会えないから、私もご挨拶などする。
お布施などというものがあって、これが時価だから、またよくわからん。
私のお寺ではすでに代替わりしたのだが、こういうときは先代が出てこないといけない。
二代目(?)は脇役に徹しているのだ。お二人ともなかなかよい坊主だ^^
帰りは雨となった。
降らないと思っていたので、自転車でカメラを裸でぶらさげてきた。
しばらく本堂の入り口で雨の止むのを待つ。
ところがいっこうに雨のやむ気配がない。
最後の手段、帽子にカメラを包み自転車にのって雨の中ひた走る!
帰ってきたらビショビショ。
とにかく、これで長い特別の一日がが終わった。
さてゆっくりシャワーを浴びるとしよう。
お寺にカメラを持っていったのは、ちょっと不信心だったかな?と反省する。
いや、もともと不信心だから、あまり関係ないか^^
R-D1s : Noctilux 50mm F1.0