葉っぱの三部作を終えて、何の脈絡もなく栃尾に飛ぶ。
あぶらげが食べたかったのだ。
それも目の前で揚げたてのヤツを。
「あぢぢ~できたでぇ~♪」
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新潟県民に「栃尾」のイメージは?と聞くと全員が「ジャンボあぶらげ!」という。
あぶらげの町と言っていいほど有名なのだ。どうしてそうなったのか、よくわからない。
県内のスーパーでも栃尾のあぶらげは売っているが、はっきり言って冷えたあぶらげはどれを食べてもたいして変わりない(笑)
しかし!
揚げたては違う!
外はカリッと、中はふわふわ^^
一口ほおばると、大豆の味が広がり、香ばしい大豆の香りが脳天に突き抜ける!
店先には小さなカウンターがあり、揚げたてを食べたいというと、目の前で揚げ終わったものをポンと皿に置いてくれる。
醤油だけぶっかけて「あひ、あひ、あひっ、あふっ!!!」とかぶりつく幸せ^^
一枚160円のシアワセである。雨の中でかけた甲斐があるというものだ。
新発田から1時間と12分。
「栃尾には20軒近くのお豆腐屋さんがあって、みなそれぞれ味が違うからおもしろいんだよ」とおばちゃんが言う。
左側の白いのが、あぶらげの元になるお豆腐。ここにおいて1時間ほど水切りをしてから揚げる。
ガラス越しに撮っていたら、「窓あけてやるからじっくり撮りな!」と言ってくれたおいちゃん。ありがとう!
ほとんどのものは、↑のようにぶらさげて三台の扇風機を使って冷まし、乾かしてから袋詰めするのだそうな。
揚げている時間帯にうまく到着すれば、最高に美味しいあぶらげが食べられる^^
事前にどのお店のが一番美味しいか?と言う情報は仕入れてはいたが、まわりきれるものではない。
それに地元の人たちは、それぞれ昔からのごひいきというのがあって、どれが一番なのかまったくわからない(笑)
それに、もうひとつ問題があって、これ一枚食べたらお腹が一杯になってしまったのだ。
そのせいで二、三軒はしごをしようという目論見が最初で崩れてしまった(笑)
なのでこのお店が最高かどうかは、わからず仕舞い。
でも、とても美味しいのは事実。
さあ、次はどこをまわろう?
M : COLOR SCOPAR 21mm F4 P