「隠れ里」伝説というのが日本のあちこちに残っている。
山で道に迷って、さんざん歩き回ってたどり着いたところは、山の中とは思えない豪勢な家屋敷。
そこでは見知らぬ人々が楽しそうに生活している。一晩の飲めや歌えの歓待を受けて
翌日、目隠しをされて自分の知っている場所まで連れてこられ、このことはけして話すな、といわれて開放される。
たった一晩のはずなのに、家に戻るとそこでは3年の月日が経っていて、自分は神隠しに会い
すでに死んだことになっていた。
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浦島太郎伝説とも通じるところがある、これらの話は、かならずとても楽しい生活を送ってから戻ってくる。
向こうの世界で、いじめられて逃げてくるというストーリーではないのが面白い。
M : Summilux 35mm F1.4