ちょうどいいや。
夕日は沈みごろ。
細い三日月も天に昇った。
向かいの漁港の風景も素敵だ。川に映る空の色も、岸辺の雑草も。
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そうかといって、このまま撮ったのでは、船は完全にシルエットになってしまう。
それではもったいないので、内蔵ストロボとLEDライトを使って手前の草と白いロープと
朽ちかけた船体をわずかに浮かび上がらせる。うん、いいではないか(笑)
これで雲でも流れてくれればいいが、こればかりは時の運。
光量を調整して、周囲がほどよい暗さになるまで三脚を立てて待つ。
ここへたどりつくのに、鉄条網を二回くぐって、最後は蔵王の横倉の壁も真っ青の40°の崖を下りてくる。
ということは、それを登らなければいけないので、明かりが残っているうちに早々に引き上げる。
ヘッドランプは持っているが、真っ暗になると登り口がわからなくなるのだ(笑)
加治川河口にて。
SD15 : 8-16mm F4.5-5.6