お天気がいいと夕方が待ち遠しい。
仕事が遅くなってもまだ夕日に間に合うのはとてもありがたい。
昔と違って沈む夕日を1000mmで、などということはなくなったが、
そのかわり夕暮れ時の風景がこんなにも美しかったのか!と気がついた。
いや、気がついてはいたが撮れなかった。
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印象派の絵画は「日の出」と共に始まったが、日の出、日の入りの時間帯は何かしら刺激を受けるものだ。
脳が刺激を受け今までとは別の感覚が生まれてくるような気がする。
先日、10年前の風景写真を整理していて、この写真は若いね!と言われた。
たしかにそこには若さが写っている、そう言えばこんな写真も撮っていたんだな~とうらやましくもあった。
今の自分にはどうやっても撮れないものが写っている。
でもそれはもう過ぎた日のこと、今はどうやら以前とは別のものが見えているのだ。
まだ何だかよくわからないが、いずれそれははっきりとした形になるに違いない。
自分が変わろうと思っていたときに、それを手助けしてくれるようなカメラに出会えたのは幸運だった。
MとDP Merrill、これがなかったらきっとそのまま悶々として季節が過ぎていくだけだったろう。
しばらくはこれらを軸にあちこち出かけてみることにする。
同じところに立っていてはイケナイ。
何かが囁きかけてきた。
LEICA M : NOCTILUX 50mm F1.0