東京ステーションホテル #SONY α7II
東京ステーションギャラリーで「ジョルジョ・モランディ」の絵画展を見てきました。

これだけの作品が日本で集まるのはおそらくこれが最初で最後だから、どうしても見ておきたかったのです。
とにかく凄いんです、延々とビンやガラクタを並べた静物画が並んでいます。あとはわずかな風景、花、それしかないのですが。
キュレーターは彼の作品を「変奏曲」になぞらえています。

変奏曲というのは、バッハやモーツアルト、ベートーベン、ブラームス・・多くの作曲家たちが
ひとつのテーマを主題として、そのヴァリエーションを沢山書き連ねていく。
音楽の変奏の場合は飽きさせないように、いろいろとリズム、速度、調などを変えていきますから
作品として聴いていて面白いのですが、モランディの絵画は違います、ほとんどどれも同じなんです。

中にはお気に入りのビンがあるらしく何度も何度もそれが絵の中に登場します。
あまりの変化のなさにあきれて、彼の作品を見て「すごい!」と初めから思う人はいないでしょう(笑)

同じイタリアの写真家にルイジ・ギッリという人がいて彼の著書の中に幾度となくモランディが登場するので
知るようになり、いつの間にかとりつかれてしまったのですが、ギッリの写真もわからなさ加減においては
モランディといい勝負で(笑) ただこれも嵌ってしまうといわく抗し難い魅力があることに気がつくのです。

で、この絵画展にあわせて、どうせのこと同じところにあるステーションホテルに泊まってしまえ!
となったわけですが、特に「鉄」関係の方はいつかは泊まってみたいところではないかと思います。
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画像クリックで拡大できます SONY α7II & SUPER ELMAR 18mm F3.8 以下同データ
絵画展が開催される日程に合わせて昨年のうちに予約しました。そうでないと希望の部屋はまずとれません。
とにかく部屋の窓から東京駅北口のドーム内がみんな見えるんです。
ただ滞在するだけなら部屋はどうでもいいのですが、ここが見えなければ泊まった意味がありません(笑)
ドームサイドと呼ばれる、この部屋こそホテルの売りなのです^^
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ただ、ご覧のとおり対面も部屋の窓が並んでいますから、カーテンを開けっ放しにしているとみんな見られてしまいます。
なのできちんと服を着てカメラを取り出さなくてはいけません(笑)
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室内はむしろこじんまりとしています。
ただこのドームサイドは一番天井が高いので、窓も大きいですから、狭苦しさは感じません。
新しいホテルですから空調もよく、お風呂やトイレも快適です、加湿器も完備です。

窓は二重になっていて開けることが出来ません、それが残念ですが、そのおかげで構内アナウンスは
時々かすかに聞こえてくる程度です、おかげで朝まで目が覚めませんでした^^
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とにかく、早くアップしなさい、ということだったので、とりあえず部屋の中から。
その他の写真はまたのちほど^^

今日の一枚は

ブラームスのヘンデルのテーマによる変奏曲

Agnelle Bundervoet (p) なんと発音するのかわかりませんが、女性のピアニストです。
今日は珍しくCDを聴きます。いつもレコードを買うお店では手に入れるのが難しいレコードや
みつけても恐ろしく高価で手を出せないような、それでも名演奏だからなんとか聴いてみたいというLPを
状態のいい盤でCD-Rに落として販売してくれます。以前お店に行ったときにたまたまかかっていた
演奏が気に入り、ブラームスとリストの二枚のCD-Rを買ってきました。LPからダイレクトでCD-Rに
落としたものは何故かデジタル臭さが少なく、安心して聴くことができます。
by nontan91 | 2016-03-13 22:44 | α7II
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