聖籠の赤い宝石 Red jewels of June #GFX50S
今年もこんな季節になりました。
生産者の方から直接届いた赤い宝石。
聖籠は隣町。さくらんぼの産地です。
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FUJI GFX50S & GF120mm F4 Macro 画像クリックで拡大できます Click to enlarge



丹精こめて作られたこの宝石。
いただく前に礼を尽くさねばバチが当たる。
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右側からの自然光のみで撮影した。
スタジオで撮るように様々な角度からライトを当ててもいいが、それではプロの撮った写真になってしまう。
絵を描くときのように窓からの光をカーテンで調整して様々な角度でさくらんぼを山のように置いてみたり、ひとつにしたり。
背景のビロードはこのときのために4月から用意しておきました(笑)


今日の一枚は
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲 Symphonie Concertante モーツアルト W.A.Mozart。

ヴァイオリンはアイザック・スターン ISAAC STERN : ヴィオラは稀代の名人、ウィリアム・プリムローズ WILLIAM PRIMROSE
そして指揮者はなんと、パブロ・カザルス! PABLO CASALS

Orchestre du Festibal de Perpignan

特にこの二楽章はモーツアルトの作品の中でも絶品で、道ならぬ恋の逢瀬、切なさと苦しさ、そしてその燃えるような愛の深さが
演奏から浮かび上がってこなければならぬ。今どきの演奏者にこの曲は弾くことが出来まい。
驚くほどのゆっくりとしたテンポからスターンの切ないヴァイオリンが流れてくる。
それをプリムローズが受けていく。カザルスのおそろしく古風なオーケストレーションが二人の演奏を引き立て物語を作っていく。
そしてヴァイオリンとヴィオラは燃え尽きて第二楽章を終えるのである。

この二楽章にはいくつかの名演があるが、彼らの演奏はそのベストに数えられるかもしれない。
古いColumbiaのモノラルレコードで、CD化されているかどうかはわからない。
何枚か最近の演奏者によるこの曲を聴いたことがあるが、てんでお話にならない。



by nontan91 | 2017-06-20 22:46 | GFX50S
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