新潟祭りの花火は、長岡の花火に隠れてはいますが、毎年50万人超の観客動員数があるなかなかの催しです。
今年も快晴の夕に開催されました。写真はHDRではなく、ハーフNDフィルターを使っています。
この、やすらぎ堤と呼ばれる河川敷一杯に詰めかけた観客を写したかったのですが、こちらに露出をあわせると
花火とせっかくの夕空が露出オーバーになってしまいますから、フィルターで調整してみました。
まずは一発目のスターマインが上がったところ^^
FUJI GFX 50S & 32-64mm F4 画像クリックで拡大できます Click to enlarge
台風の影響か綺麗過ぎる夕焼けと、左には県庁舎、右奥には佐渡の山並みが見えています。
橋は昭和大橋、奥にはJR越後線の鉄橋。川面には屋形船が停泊し、近くから花火見物をする人たちが身を乗り出しています。
風に乗ってひっきりなしに「場所がもうありませんから、ここからは入らないでください!」という
拡声器のアナウンスが聞こえてきます。それでもどんどん人が押しかけてきます。
一発一発どの団体の協賛かアナウンスがあるのですが、観客の拍手の度合いは花火の大きさと上がるスピード、斬新な構成に比例して大きくなるようです。
ですからヘタな花火は上げられません、拍手と歓声の大きさは企業イメージにも大きく関わります(笑)
Fujifilmからはまだ長距離砲が発売されていないので、ハッセル用の250mmを使って撮影してみましたが、なかなかの写りで、純正といい勝負をしています。花火ではどうせMFなので使用にはまったく問題がありません。Carl Zeiss Sonnar 250mm F5.6
次の一枚は、今回一番気に入った花火。小規模ですが、とても可愛らしく、見ていて思わず「いいねぇ!」と声が出てしまいました。GF 32-64mm F4
実は新潟の花火は2日目と3日目の2回にわけて行なわれます。今までのは最終日の花火でしたが、前日2日目は音楽とシンクロして打ち上げられる音楽花火。
打ち上げられる場所は八千代橋と万代橋の間。昨年までは、しょぼい花火で不評でありました。PAのセッティングもヘタなのか音楽がワンワン反響するだけで何が鳴っているのかよくわからない。それが今年は一転してアナウンスもよく聞こえるし音楽もきれいに流れています。花火の方も去年より格段によく、これならば続けてもいいだろうというレベルになって大いに楽しめました。GF 120mm F4 Macro
左岸の河川敷に人がびっしりいるのがわかるでしょうか?その奥には新潟のホテル群、そして新潟のシンボル萬代橋の上にも人が大勢。奥には柳都大橋、さらにその奥は信濃川河口、日本海へと続きます。それにしても、こんな至近距離でこれだけ大きな火の玉が上がるのを見ているのですから大迫力です。本当の街の中心部なので、いくら信濃川が大きいとは言え四尺玉はあげられませんが年々花火も進歩してきており、夏の風物詩として新潟の夜空に彩を添えてくれています。