2017年 05月 01日 ( 1 )
佐渡によこたふあまの川 Milky way on Sado Island #PENTAXK-1#GFX50S
芭蕉はN潟の出雲崎から あらうみや佐渡によこたふあまの川 と詠んだとされています。
この句の解釈には様々あって、天候が荒れていたら佐渡も星空も天の川も見えんだろう?
自分の親しい人となかなか逢えないのを、佐渡と自分を隔てている荒海を、織姫、彦星の天の川伝説に
なぞらえてこのような句を読んだのだ、とか、まあ色々な意見がありますね。

しかし、佐渡に行ってみればわかります。
あまりの星空に、夜中に路肩に雪の残る大佐渡スカイラインを駆け上り
展望台から星空をみれば、夜空にくっきりと天の川が!
しかも真野湾から両津湾にかけてまるで夜の虹のように佐渡に横たわっている姿が見えるのです。
芭蕉は実は佐渡に渡っていた!?


15mmでも全貌を捉えるのは無理、魚眼レンズが欲しかった!
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PENTAX K-1 & 15-30mm F2.8

拡大すると、真野湾の輪郭がわかります。
佐渡は地図で見るとS字型をしているのですが、真ん中のくびれの部分の左側が真野湾で日本海を向いています。
そのくびれの右側が両津湾で本土、新潟を向いています。ここから見ると天の川は真野湾から端を発し、
写真で云うと左側へ続いていき、両津湾の向こうに沈んでいるんですね。

一枚目は空が青く写っていますが、これを撮影したのは午前3時44分です。
まさに航海薄明の始まりの時間。航海薄明と言うのは太陽が地平線または水平線の下6度~12度にあり
肉眼では真っ暗な星空なのですが、海と空の区別が薄っすらとつき、航海に必要な星はまだ十分に見えている状態です。
でも、撮影するとこうやって空が青くなっているのがわかるんですね、この時間帯が一番好きです^^
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二枚目はもっと前の時間に撮影したもので、まだ空は真っ暗ですね。
地上付近がなんとかくモヤっていますが、この日は黄砂がひどかったのでその影響もあるのかもしれません。
天の川のクッキリ度が違いますが、一枚目はGPS機能を利用したアストロトレーサーを使って60秒の露出をかけているからなんです。
当然地上の明かりはぶれているのですが、15mmでこのくらいの露出ならほとんど目立ちません。
二枚目は普通撮影で20秒です。


さて、GFXでは星空の撮影は可能なのでしょうか?

大丈夫です。ただし、25mm相当でF4ですからPENTAXのようにうまくは写ってくれません。
25mmだと星が点状に見えるギリギリは13秒の露出なのでISO6400に上げて撮ってみました。
当然写る星の数は少ないです。でも中判カメラだけあって画像の素性はとってもいいです。
こんなに晴れることがわかっていれば赤道議を持って来ればよかったな~
ISO感度を落して1分くらいの露出をかけたらかなりいい写り?をするのではないでしょうか
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FUJI GFX 50S & 32-64mm F4



こちらは両津湾方面です。東側なのですでに明るく日の出が近いことがわかりますが、まだ午前3時46分です。
かすかに天の川が残って見えていますね。山頂の風は冷たく、車に積んであった厚手のダウンを着込んでブルブルしながら撮影してます(笑)
これもアストロトレーサーで60秒の露出です。海岸の明かりは当然ぶれてますが星は点状です。
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PENTAX K-1 & 15-30mm F2.8


佐渡行きにはいつもご一緒するT*さんが今回所用でどうしても参加することができず、
この景色を見ることができませんでした。来年は是非に^^

ほとんど寝ずの状態で日の出直前までここに残り、今度は山を駆け下り目的地の鬼太鼓の里へ向かいます。



本日のお供は
セルゲイ・ラフマニノフの13の前奏曲。
リヒテルのピアノ演奏で。

MELODIAというロシアのレコードですが、この曲集を聴いたのは初めてでした。
録音はとてもいいんです。真空管での古くて良い録音装置が残っていたからなんですね。
これは東欧のエテルナやスプラフォンなどにも共通して云えることですが、最新の録音機器が必ずしも良いとは限らないのです。
また、曲はいかにもラフマニノフらしく豪快で美しくスケール感のあるものが多く、それをまたリヒテルが
彼にしか出来ないタッチで演奏してるんですよ、弱音部なんか消え入りそうで、ええです^^




by nontan91 | 2017-05-01 23:38 | PENTAX K-1 | Comments(8)