ALPA IS BACK !
故障したアルパが予定通り先週末に戻ってきた。
早速海に山に連れ出す。なかなか思い通りにいかん(笑)
でもそれがよろしい。言うことを聞かんネコと暮らしているようなもので、とても刺激になる^^
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新潟と山形の県境、府屋の海で。
もう数キロで鼠ヶ関、山形県になる。

ALPAREFLEX 6b : Kern Macro Switar 50mm F1.8 : Provia 400X






おそらく、ここに来られている大部分の方は実際に見たことも手にされたこともないかもしれません。
スイス製の、元は時計やオルゴールの部品を製造していたピニオン社によって作られたカメラです。
この6bというタイプは1959年頃の発売で、名機の誉れ高い?カメラです。

というか、カメラはずっしりと重量感があり、内部はカメラとは思えない精密機械。
手にとってみればわかりますが、持っただけでいい写真が撮れそうな予感がする。
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ところが、どう考えてもオバカな機構がいろいろついている困ったチャンなのだ。
まず、フィルム巻上げレバーが普通とさかさまについている(笑)
人差し指で外に開きながら回すしかない^^;

そして、レンズの脇にあるノブ、これがシャッターボタンで押し込むと撮れる。
このノブはレンズそのものについていて、本体のシャッターを押す。絞りと連動して作動するオートの交換レンズにはすべてついている。
慣れるまでカメラぶれしやすいのが難点だ。
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さらに、さらにオバカなのは、ファインダーが斜め45度についていることだ^^
これをのぞいている姿は、かなりおかしい。

極めつけは、そのファインダーの左隣にについている黒い丸、これが縦位置用の素通しのファインダー(笑)
前面からの写真と見比べてください。 これが6Cというモデルになると、これが距離計連動レンジファインダーになっている!
つまり、一眼レフなのにレンジファインダーカメラとしても使えるという、これこそがアホのきわみなのだ(笑)
斜め45度のファインダーをのぞきながらたて位置に持ち替えると、どこを見ているのかわからなくなるので、
縦位置用のファインダーをわざわざつけたらしい~まったく^^;

なんで、こんな変なカメラがいいのかというと、このカメラに供給されているレンズが素晴らしいからだという。
筆頭はこのマクロスイター50mm、標準レンズというからには接写から無限遠までこなせなければいけないという思想で作られた、
それはそれは、涎の垂れるような写りをするらしい。
あとはアンジェニューやキノプティックなどフランスの有名シネレンズメーカーなどが名レンズをアルパに供給している。
みんなこれを使いたくてアルパを買うのだ。 

まだ使い出して2回目、まったくその片鱗さえも引き出していない、これからだね、アルパ君^^
by nontan91 | 2009-03-03 21:00 | Alpa Reflex 6b
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