「おい、のんたん! 店開けるの手伝えや」
はいはい、何でもやりますよ(笑)
カーテンが高いところに引っかかって、開けられなくて困っていた。
「せがれが亡くなって、店をたたもうかと思ったけど、お客さんがいるからまだ頑張ってるんだ!」
が口癖のばあちゃん、たしか86になったはず。
端切れを使っていろんなものを仕立てるのが仕事で、店にずらりと布地を並べてある。
こんなのが欲しい、というとホイホイと作ってくれるらしい。
朝市に合わせてお店を開けて店先に座っている。
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このババに比べたら私なんかヒヨッコも同然、敵うわけがない(笑)
村上の朝市に行くと絶対に勝てないジジババがわんさかいる。
そんな人たちと話をするのもまた楽しい。
いつもの花屋の軒先で「花撮らせて~」
「はいよ~」
今日の一枚は、シューベルトの交響曲「未完成」
1957年。カール・シューリヒト指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団で。
シューリヒトという人は名人なんである。スケールよりも味の人。だから当たり外れも結構あるが
つぼに嵌っちゃったら大変で、このウィーンフィルとの共演は、おそらく数ある「未完成」の中でも1,2を争う名演だろうと思う。
思わずスピーカーに向かって指揮棒を振っちゃうのであった(笑)
村上六斎市。
LEICA M : MACRO-ELMARIT-R 60mm F2.8