佐渡は広い。
初めて行った人は一日ではまわりきれないその大きさにビックリすることだろう。
私たちも何年もかけて佐渡を探訪しているが、きっと1/100くらいしかまわっていない。
昼間通過したときは何の変哲も無い風景が時と光によって激変して唖然とすることがある。
その日、そのとき、どこを走っているかで出会う風景が変わってくるから面白い。
画像クリックで拡大できます SIGMA DP0 Quattro
トライアスロンやバイクレースなど佐渡にはスポーツイベントも多く開催されているが
帰りの佐渡汽船カーフェリーには入浴設備がないから、汗は現地で流してこないといけない。
撮影も同じことで、ベタベタの身体で二時間半も寝ているのは気持ち悪いから、このところ毎回
日帰り温泉を探しては汗を流してフェリーに乗っている。
この日も畑野温泉でいい気持ちになって、あとはフェリーに乗るだけといったときに突然空が焼けた。
道なき道に急停車、帰りのフェリーの時間を気にしながらギリギリまで撮影を続けた。
え~い、これでは温泉に入った甲斐がないではないか(笑)
SIGMA SD1 : 18-300mm F3.5-6.3
今日の一枚は
アルテュール・グリュミオー(vn) Arthur Grumiaux : モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番
これはもう定番中の定番で、グリュミオーの美音がレコードの中を駆け巡る。
コリン・デイヴィスの指揮するロンドン・シンフォニー・オーケストラも素晴らしい出来なのです。
特に第2楽章は天上の音楽で、聴いているとそのままどこかへ行ってしまいそうな危うい雰囲気を醸し出している。
ステレオ盤もいいが、特によく聴くのはモノラル盤の方。概して音楽を聴くのならモノラル盤の方がいいことが多い。
音の力強さはもとより、ソリストがぐっと前面に浮かび上がってくるのがモノラル盤のいいところ。
このLPに関しては同じPHILIPSでも国内盤はいかんです。生硬な痩せた音で音に厚みが無く聞いていて疲れてしまいます。
それならCDを聴いていた方がずっといいのですが、グリュミオーの美音を聴くのならオリジナルLPが一番。