オスマン帝国の光と影 #LEICA M Monochrom
第一次世界大戦の前までは、確かにコンスタンティノープルという名前の都市が存在していた。
オスマン帝国の首都であり、600年間続いていた。それ以前は東ローマ帝国の首都でもあった。

古くからキリスト教とイスラム教のせめぎ合いの中で両方の文化の影響を受けてきたイスタンブール。
その痕跡は街の至るところにそのままの形で残っているのがすごい。

飛行機でやってきて、上っ面だけを眺めて帰る一介のツーリストには人々の暮らしなどわかろうはずもないから、
日本にいたときと同じように、ああ、いいな!と感じたときにだけシャッターを押して、
美味いものを食って、あとは逃げ帰る(笑)

ツーリストにはそのくらいのことしか出来ない。
オスマン帝国の光と影 #LEICA M Monochrom_c0065410_20191071.jpg
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ただ、いままで触れたことのない文化の中に身を置くことは、ものすごい刺激となる。
色、匂い、空気、喧騒、祈りの声・・・

しかし、たった数日の滞在で、いったい何を見ることができるんだろう?
ちょっと焦る(笑)
オスマン帝国の光と影 #LEICA M Monochrom_c0065410_20255246.jpg
いや、そんなに深いことは考えなくとも良いのだ、写真を撮ってやろう!なんて気負ってどうする?
たしかに写真を撮りに来たには違いないが、今までと違う写真が撮れるわけでもない。
街を歩き始めて気負いは消えた。

ただ、イスタンブールの人ごみの中を漂って、良い気分になって一日を過ごしてみようと思う。
ガイドもなく、ガイドブックも持たず、その日の天気で行き先を決めて歩き回ればいい。
オスマン帝国の光と影 #LEICA M Monochrom_c0065410_20311832.jpg
きっと撮りたいものは向こうからやってくる。
アンテナを張り巡らせて、咄嗟に反応できれば。

ただ困ったことにアンテナの向きは被写体だけとは限らない。
人の多いところでは、必ず巾着切りがいる(笑)
俺の背中に立つな!(笑)
後ろにもレーダーがいる。

LEICA M Monochrom : ①ELMARIT M 28mm F2.8 ②③SUMMILUX M 50mm F1.4 ASPH
# by nontan91 | 2013-01-10 21:00 | M-monochrom
DPは大食いなのか?? #DP1 Merrill
DP3はいいんだけど、充電器とバッテリーはいかほど持っていかねばならぬのか?
というご質問がありましたので、片付けついでに、勘定してみました。

DPの充電器は、全部で6個!
バッテリーは全部で10個(笑)
実際に一日で使ったのは6個程度でしたが、これは他のカメラと半々で使ったからです。

M9とMMの充電器は4個。
バッテリーは6個。
ただし、予想に反して、二台とも一日で1個のバッテリーを使い切ることはありませんでした。

あと、NEX-7のバッテリー、2個。
幻の(家においてきた)充電器1個(笑)

そのほかに6ヶ口のテーブルタップ二つ。
DP充電器用の4ヶ口のタコ足タップ二つ(構造上、並べてコンセントにさせないんです。)
コンセントの海外アダプター・・・これ大事です~3ヶ。

さらにここにはないですが、iPhoneなどの充電関係。
DPは大食いなのか?? #DP1 Merrill_c0065410_222610.jpg
なんでこんなにたくさん必要か、というとDPが大食いなのに、バッテリー容量が小さいこと。
フル充電に140分かかるので、ホテルに戻ってきて一個ずつ充電してたら明日の朝になっても終わらない(笑)

まあ、これにDP3が加わって、シリーズ三台だけで撮影をまかなおうと思ったら、一日に15個は最低必要かもしれない^^;
DPは大食いなのか?? #DP1 Merrill_c0065410_22103938.jpg
イスティクラル通りを行く、ちょっといかした爺さん。
その見つめる先は・・・
そうレコードなんです、CDではありません。

DP1 Merrill
# by nontan91 | 2013-01-09 22:16 | DP1Merrill
SIGMA DP3 Merrill 発表! #DP2 Merrill
今回の旅行で、もしDPに中望遠があったら、DPシリーズだけでほとんどがまかなえたと思う。
そのくらいDPシリーズの働きは大きかった。異国の光の中でFOVEONは輝いていた。

それが、突然のDP3の発表。
今度は50mm F2.8 マクロ付き(35mm換算 75mm相当)だ。
まさにDP使いが待ち望んでいた通りの展開ではないか!

よし!
これは行くしかない(笑)
SIGMA DP3 Merrill 発表! #DP2 Merrill_c0065410_2151298.jpg
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イスタンブールで切ったシャッターの枚数はDP1とDP2の合計で1354枚(笑)
この中で使えそうなものをチェックしていくと1/3はある。
他のカメラに比べるとかなりの確率だ。
これからさらに絞っていったとしても最終的にはDPシリーズでかなりの写真が残る。
SIGMA DP3 Merrill 発表! #DP2 Merrill_c0065410_225408.jpg
これで75mm相当のマクロが加われば、鬼に金棒!
あとは、DP4 のモノクローム専用機(笑)
必ず出ると信じている^^
SIGMA DP3 Merrill 発表! #DP2 Merrill_c0065410_2292029.jpg
イスタンブールの市場にて。
港町エミノニュの近くのエジプシャンバザールは庶民の市場。
有名なのはグランド・バザールだが、そちらの方は観光客相手になってしまっている。
こちらは、魚や肉や野菜、香辛料など生活必需品が多いから、地元の人がやってくる。

それにしてもこんなに雨が降っているのに、誰一人として傘を差さない。
確かに外国では傘を差さないことが多いが、ここまで徹底されると、とても一人だけ傘はさせない(笑)
カメラを拭き拭き動き回った。

①③DP2 Merrill ②DP1 Merrill
# by nontan91 | 2013-01-08 22:17 | DP2Merrill
海外でau iPhone5は使えるか? #DP2
使えなかった、単独では(笑)

以前にiPhone4でドイツでダブル定額以外のキャリア(電話会社)に繋がっているのがわからず
帰国してから75万円の請求書が来た!という有名な話があるので、iPhone5では神経質になっていた。

地元のau shopで聞いても、海外へ持っていくことはお勧めできません、とか言うばかり。
いろいろ調べたり、娘からも情報をもらったりしたが、現地へ行かないと開かない項目があることがわかった。
国内にいるときには「キャリア」を選択する項目が一般設定の中には見当たらない。

これが、現地へ行くと自動的に開いて、今回の場合はダブル定額の提携先である地元の「TURKCELL」を
自動選択するというのだ。そのときにうまくやれば、選択したキャリアを固定することができるという。
キャリアを固定しておかないと、国境付近や、感度の悪い地域へ行くと、別のキャリアに自動的に繋がってしまうらしい。

そうすると、場合によっては、ン十万の請求が来ないとも限らない。
海外でau iPhone5は使えるか? #DP2_c0065410_21513279.jpg
イスタンブールに着いてまず最初にやったことは、キャリア探し。
見つけた! TURKCELLだ!
うまく固定して、さあ、繋いでみよう!

と思ったら、何やら画面に出てきた。
「MMSでログインしてないと海外では使えません」

なんじゃ、これ???

ログインパスワードとアドレスの空欄がふたつ。
海外でau iPhone5は使えるか? #DP2_c0065410_2204829.jpg
娘に携帯でメールしてみるが、
「なんじゃ、それ???」

わからんし、埒が明かないのでいったん切ってみたら、二度とそのログイン画面は戻ってこなかった・・・。

こんなこともあろうかと、わたしゃ、秘密兵器を持ってきている。
Exciteの広告でもおなじみの、「イモトのmifi」だ!
昨年、ハノイへ行ったときに使ってとてもお役立ちだった、その国専用のモバイルwifi。
今度はトルコ専用機を密かに借り出していていたのだった(笑)
海外でau iPhone5は使えるか? #DP2_c0065410_228313.jpg
スイッチを入れて「イモト」を難なく探し出して事なきを得た。

これで、iPhone5とiPad miniとMac book airの三台が同時にネットにアクセス可能となった。

ただ、問題は、年末年始のauのサーバーダウン、ほとんど繋がらなくなってしまって、せっかくの
Google mapのナビが機能しなくなり、迷路のような路地の奥底から抜け出られなくなった。
GPSだけは機能していたので、自分の位置を確認しながらやっとの思いで大通りに出たときにはホッとした。

auのMMSって、いったいなんじゃ?
と後で調べたら「MMSは、Eメールアドレス宛(他社携帯電話やパソコン)のメール、
電話番号宛の長文メールや画像付きメールの送受信ができるメールサービスです。
iPhoneでは、メッセージアプリでEZwebメールがご利用いただけます。」だと。
よくわからん。海外でau iPhone5を使いたい方、これを国内でクリアしてからお出かけください(笑)

DP2 Merrill : DP1 Merrill : DP2 Merrill
# by nontan91 | 2013-01-07 22:29 | DP2Merrill
オリエント急行幻想 #LEICA M-Monochrom
オリエント急行は1883年、パリのストラスブール駅(現在のパリ東駅)からオスマン帝国の
コンスタンティノープル(現在のイスタンブール:現地ではすでにイスタンブールであったが、列車は旧名を使用していた)まで
6日間かけて、寝台車に食堂車を連結した形で営業を開始したという。

イスタンブールのシルケジ駅には当時の様子が色濃く残っている。
「鉄」でなくとも、ここに立ち寄らなくて、どうする?

自由気ままな一人旅だからこそ、ここを探してやってくることができた。
構内へ一歩入った瞬間から、1800年代にタイムスリップしてしまい、クラクラと眩暈がした。
オリエント急行幻想 #LEICA M-Monochrom_c0065410_1302746.jpg
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2009年に定期列車の運行は終了したが、このオリエント急行、小説や映画にたびたび登場している。
アガサ・クリスティはもちろん有名だし、007でも「ロシアより愛をこめて」の中で印象深いシーンが挿入されている。

そんなこともあって「オリエント急行」は憧れだったんです。
できれば1800年代に乗ってみたかった。当時は食堂や車内のイベントにはドレスコードも設定されていたようなので
服をたくさん詰めたルイ・ヴィトンの大きな旅行カバンを五つ六つ持ってポーターに運んでもらう。
今では猫も杓子もヴィトンだが、当時はパリの地下鉄に乗って帰るような人は買ってはいけなかった代物だ(笑)

1890年に創業されたこのシルケジ構内のレストラン、オリエント急行とともにここで年を経てきた。
ここで食べてくるべきであった。お腹一杯で、何も入らなかったのが返す返すも残念。
柱には「ORIENT EXPRESS」の文字が刻まれている。
オリエント急行幻想 #LEICA M-Monochrom_c0065410_13231293.jpg
シルケジ駅構内には往時の様子を写した写真や、列車で使われていた様々な物品、機械類などが展示されている一画がある。
ここもまた当時何かに使われていた部屋なので、そのものが重厚な雰囲気があって、またもクラクラした。
オリエント急行幻想 #LEICA M-Monochrom_c0065410_1342163.jpg
この駅から、またパリへ戻るのか!
往復2週間だな~そんな休みは取れないな、などと思いながら歩きまわる、だいたいがこの列車に乗れる身分ではないが(笑)
日本の国鉄のトワイライトエクスプレスなどもこの列車に感銘を受けて企画されたものだという。
せめてこちらにも乗りたいが、まるで切符が取れない(笑)
オリエント急行幻想 #LEICA M-Monochrom_c0065410_13565675.jpg
展示室に住む左下のネコも本人から話を聞いたところでは当時から列車内に住んでいたようだ。
私には見えるが、他の人には見えないらしい(笑)

LEICA M Monochrom : ①②④SUMMILIX-M 35mm F1.4 ASPH ③APO SUMMICRON 75mm F2

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# by nontan91 | 2013-01-06 14:12 | M-monochrom