さらに救出されたデータが続きます。
雪山の写真があったら?
というリクエストがありましたので、らしいものを載っけます。
だいたい、雪山に登る体力も、経験もないわけですから、どんなに雪山を撮ろうと思っても
そこに入るのは不可能なんですね~(笑)
ですから、厳しい冬山が自分の目で見られるギリギリのところまでは体力と相談しながら
三脚かついで出かけます。
今日の写真は谷川岳。
通常は一の倉沢くらいまでは車が入る林道ですが、紅葉の季節などノルマンディーさながらの
カメラの砲列となりますから、わたしゃ絶対行きません(笑)誰も行かない冬がいいのです。
11月23日、林道はとっくに閉鎖されていますから、土合に車を置いて雪の林道を登ります。
真っ暗な中をヘッドランプつけておよそ40分で一の倉沢に着きます。
だいたい、アホしか登りませんが、この日も選りすぐりの馬鹿が10人ほどおりました(笑)
画像クリックで拡大できます
↑の写真は、途中のマチガ沢からの谷川岳。手前の山のほうが高いように見えますが、
実際は左の特徴的な丸いピークが山頂のトマの耳と呼ばれるところです。
一の倉沢がそれほどでもなかったので、粘る人たちを横目にこちらへ戻りました。
マイナス10℃以下は間違いなしのこの日、道路は完璧に凍りついて、カンツルの状態です。
アイゼンも歯が立ちません。ですから細心の注意を払わないと、転倒してしまいます。
↓は転んだ瞬間。後ろを振り返っての撮影ですが、こちらも体をねじるとひっくり返りそうになります。
そして、かついでいる重量が三脚、カメラ、レンズ、食料、コンロと相当なものなので、一回転倒すると
滑って立ち上がれないのです。ピントが合ってないのはそのためです(笑)
看板には「←谷川岳頂上」と記してあります。
この人はお祈りしてるのではなくて、立ち上がれないので、ひっかかりのある雪の路肩まで這って行ってるのです。
カメラマンの装備を見ていただければわかるとおもいますが、冬の裏磐梯のカメラマンレベルではありません。
完全に冬山装備です。このまま登れるような装備をしないといけませんから、経験のない方は
この時期には入らないほうが賢明でしょう^^
なにしろ暗いうちに着いて、足踏みしながらコンロでお湯沸かして、私の場合はホットココアなど
飲みながら日が昇るのを待つのです。うっかり目をつぶっていると睫毛が凍りつく世界です^^
一度2月の厳冬期にスキーでここへ入ることを試みましたが、新雪が多く、雪崩の危険性もあるので
50mで引き返してゴンドラで天神平スキー場へあがりました(笑)
EOS 5D : EF28-300mm L IS